在学生?卒業生

洋画専攻非常勤講師の中屋敷智生が参加する展覧会「中屋敷智生×光島貴之〈みるものたち〉」が開催

芸術学部洋画専攻非常勤講師で卒業生の中屋敷智生が参加する展覧会「中屋敷智生×光島貴之〈みるものたち〉」が、東京都千代田区のBUGで開催されます。

本企画は、アートセンターBUGが実施する、アートワーカー(企画者)を対象としたプログラムです。本プログラムでは、企画書をコミュニケーションツールとして活用し、メンターとの意見交換や参加者同士のネットワーク構築を通じて、アートワーカーに新たな機会や場を提供し、未来へつながる関係性を育むことを目的としています。
 
本展は、プログラムで選出された高内洋子氏が企画する展覧会です。視覚に特性を持つ二人のアーティストに焦点を当て、「見る」という行為をテーマにした内容となっています。ぜひ足をお運びいただき、ご覧ください。

 

展覧会ステートメント

本展覧会では、全盲の光島貴之、色弱の中屋敷智生という独自の仕方で世界を捉える二人のアーティストを取り上げ、〈みる〉ということについてあらためて意識を向けてみる機会を作ります。
 
光島は、木板に連なって打ち込まれた釘の傾きや高低差によって街の姿を表現します。それは光島が白伺を使って歩いたり、日々生活する中で得たイメージを手ざわりという別の感覚に置き換えたものです。一方の中屋敷は、「遠くにあるものは小さく見える」「過去と未来を同時に見ることはできない」といった知覚の常識を解きほぐしながら、彼独自のトーンでモチーフに新しい存在の仕方を与えます。
 
本展覧会では作品に直接手で触れることができます。さまざまな感覚をひらいて鑑賞する体験は〈みる〉こととの新しい出会いをもたらし、私たちの共通(だと思っていた)認識の更新を促すでしょう。鑑賞者の中でより豊かな世界像が築かれていく未来に、本展覧会が寄与できればと願っています。(高内洋子)

  • 日程

    2025年6月4日(水)~ 6月29日(日)
    ※火曜休館

  • 時間

    11:00~19:00

  • 会場

    BUG
    〒100-6601 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー1F
  • 出演?出展者

    中屋敷智生(芸術学部洋画専攻 非常勤講師/美術学部洋画専門分野 卒業)
    ほか

  • 予約

    不要

  • 料金

    無料

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「世界を捉えることと描くことのあいだ」


開催日:2025年6月14日(土)
登壇者:光島貴之、中屋敷智生、杉浦幸子(武蔵野美術大学?教授)
司 会:高内洋子
予 約:要
*手話通訳?文字通訳あり

このイベントにご参加いただくには、事前のご予約が必要です。詳細は公式Webサイトをご確認ください。

お問い合わせ先 CONTACT

京都精華大学 広報グループ

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※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。

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